14本部・本店夜景:外装テラコッタルーバーが行灯のように街を照らす風景本部地下:基礎免震装置屋上:太陽光パネルテラコッタルーバーのライトアップ見上げ屋上:非常用発電機屋上:太陽集熱パネル統括拠点としての安全性・事業継続性地域を支える本部・本店として、災害などの緊急時にも被害を最小限に抑え、機能維持ができるように、浜松いわた信用金庫の統括拠点としてのBCP(事業継続)計画を行っています。本部は免震構造、本店は耐震構造として大地震時を想定した構造グレードとなっています。インフラ面では、建物ごとに設置した非常用発電機と太陽光発電による電源の確保、緊急用汚水貯留槽や、井水による雑用水源の確保により、災害時のレジリエンスを強化しています。地域を照らす“行灯”のように建物の外装にはライトアップを施し、夜間にはまるで“行灯”の明かりのように、街を照らします。浜松城公園に向けた景観づくりとしてだけではなく、安らぎを与える温かい光で周囲を明るく照らすことで、夜間における地域の防犯性向上へ貢献します。災害などの緊急時だけではなく、常日頃から地域に寄り添うこの建物を通して、地域と共に歩んでいく姿勢をこれからもずっと示していきます。サステナブルのその先へ安心・安全、ウエルネス、サステナブルの取組みを地域に示し、「地域金融機関としてのSDGsモデル」を強く発信する先導的な建築です。多様な省エネ技術を採用する取り組み、SDGsへの取り組みが高く評価され、国土交通省が実施するサステナブル建築物等先導事業に採択されました。
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