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連載第3回 曳馬中学校 陸上部に行ってきました!
- 陸上競技
- 2007年09月27日
こんにちわぁ〜 こんにちわぁ〜 の声。
私(本間)に(だと思われる)あちこちから大きな声がかけられました。
それぞれの部活動へ向かう多くの生徒たちとすれちがいながら運動場をみると陸上部では・・・
“今日の練習メニュー”について先生からの指示がされているところでした。
顧問の白鳥先生は、浜松市中学校体育連盟の理事長も務められ、市内中学の運動部全体の運営も指揮していらっしゃいます。
陸上部に携わって18年、高校時代から陸上を(幅跳び)始められ、既に人生の半分以上を陸上と共に過ごされているそうです。先生の練習のモットーは、“仲良くやれ。”ではなく、”締まってやれ。”スパルタ的な練習の仕方ではなくコンディションにあわせたメリハリが肝心と思っているそうです。試合当日は審判をしたり、全体の事務局の仕事もあるため、始まる前しか生徒たちに声をかけることができないことが悩みだそうです。その為、大会当日、生徒達が自己管理できるよう毎日育てているつもりだと話してくださいました。
部長のお二人に練習中の様子を聞いてみると、みんな練習は手を抜かず黙々とこなしているということでした。「練習中先生は多くは語らないので、集中して取り組めるのはいい。けれど、どこか迫力があり、いい加減なことができない雰囲気を醸し出している。」と(オフレコで)話してくれました。
今シーズンの試合は駅伝を残すのみとなり、部長も2年生の代に変わったところだそうです。部長選任当日、少し遅れてきたら既に自分に決められていたと照れて笑いながら話す(全体を統括する)鈴木君の笑顔はとても優しかったです。(女子をまとめる)中西さんも沖縄の海のような澄んだ目がとてもきれいでした。取材で写真を撮ったその後で、砲丸の自己ベストを出してしまうお茶目な部分もよかったです。(笑)
ひとり2種目ずつ練習するそうなのですが、この日は、
短距離走、
砲丸投げ、
駅伝、
ハードル、
筋力トレーニング
に分かれていました。思わず撮ってしまったこの筋肉は、馬渕君の腕です。
無理な角度での撮影や、繰り返しの撮影要求にも笑顔で応じてくれました。中学2年生(13歳か14歳)でもこんなにスゴイ筋肉が付くのかと驚いてしまいました。
走ることがあまり好きではない私(本間)にとって陸上をやるということは永遠の疑問であるので(笑)ある1年生に聞いてみました。
以下質問のやり取りです。
本間 「どうして陸上部に入ったの?」
1年生 「走るのが楽しいから」
本間 「でも、疲れるでしょう?」
1年生 「疲れるけど速くなりたいから」
本間 「練習してもタイムが上がらないときもあるでしょう?」
1年生 「でもやっていくとあがるから」
本間 「ひたすら走ったりすることって、単調でつまらなくない?」
1年生 「でも終わってから友達と話すのも楽しい」
本間 「続けてやりたい理由はほかにある?」
1年生 「あと、友達や先輩、世界陸上を見たりすると、とてもかっこよく感じる」
本間 「どういうところがかっこいいの?」
1年生 「速くなろうとする姿」
本間 「しつこいようだけど本当に“速くなりたい”ただそれだけ?」
1年生 「周りの人に頑張ったねといわれることも実はうれしい」
最後のフレーズは私(本間)がムリヤリ言わせている感がなくもないのですが、「よく考えればギリシャのオリンピック発祥の時代から人類は、”速く走ること”にあんなに憧れていたではないか。」と、つい個人的な理由で大人気ない質問を浴びせてしまったことを反省するのでした。(笑)
そうこうしているうちに日は落ちていき、
月が出てくる時間になりました。
片付けは全員で行い、最後の挨拶をして
1日の練習が終わっていきました。
最後に恒例の先生からみなさんへのメッセージです。
「いつもつま先は前を向けて。そういう風に人生を歩んでいって欲しい」 さわやかなエールを送っていただきました。 取材 本間
〜次回は与進中学校 吹奏楽部の取材予定です。〜
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