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連載第8回 浜名中学校 柔道部へ行ってきました!

今日は久しぶりに3年生が加わった練習です。

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1年生6人、2年生3人、3年生13人で結成されている浜名中の柔道部におじゃましました。今日は、10月の個人戦で引退した3年生が加わる最後の部活練習日です。実は本日「3年生を送る会」でもあり、全員がそろいました。
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柔道着に着替えると、体慣らしの為のマラソンが始まりました。大きなストップウォッチで時間を計ります。
本間 「あまりきびきびしていないようですが、こんな感じでいいのですか?」
先生 「まだこの先のプログラムが長いので、まあ見ていてください。生徒の顔がそのうち苦しそうになってきますから。」
マラソンが終わったと思うと、今度は取り組みをシミュレーションした慣らし稽古に移りました。
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何パターンかの型の慣らし稽古が終わる頃には、ほとんどの生徒が汗をにじませていました。でもまだその慣らし稽古は続きます。
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次は、2人1組になる組み稽古です。寝技(おさえこみ)の練習で、片方が石のようにうずくまり、もう片方が、それをほどこうと、あの手この手を使うのです。その練習も終わり、ようやく本番さながらの組み稽古になりました。
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<公式なファイティング>
打撃を加えるのではなく、体をぶつけ合う柔道は、私の想像を超えていました。「静」から「動」へ変わる瞬発力というよりは、「動」のなかで発揮する瞬発力が要求される為、相当な集中力と、運動量がいります。
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「始めっ」の号令で、まず組み手争いをします。最初に掴む襟元の感じで、いけるかどうかわかることが多いのだそうです。中学校くらいのレベルまでは、体重も強さの秘訣にはなるそうですが、何をおいても重要な筋力は「腹筋」と「背筋」です。人を投げるためには「腹筋」でふんばり、投げられない為に、「背筋」で後ろに反ろうとするのです。技をかける為にはそれらの筋力に瞬発力が加わるのです。
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<柔道のルール>
1本をとるか、3分の中での判定かで勝負が決まります。“投げ技”の場合、投げられて、勢いよく背中が床に着けばそれで1本。8割程の出来であれば「技あり」となります。この「技あり」は2回で1本と同等です。また、5割程の出来であれば「有効」です。この「有効」は、何度やっても1本にはなりませんが、「判定」の際の判断材料になるということです。
“寝技”の場合、押さえ込みは、30秒で1本です。25〜29秒は、「技あり」20〜24秒で「有効」なのだそうです。
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“寝技“から持ち込む”しめ技“というのもあります。その技をかけられた人の顔は苦悶の表情で歪み、見ている私もつい、同じような歪んだ表情で息が詰まる思いがするほど力強いものでありました。ギブアップの合図は、相手の足なり、手なりを2度ポンポンとたたくのだそうです。相手が苦しい体勢にいかにもちこむかが勝敗のポイントでもあるようで、その戦いは文字通り体を張ったものです。
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<性格は戦い方に反映する?>
本間  「戦い方に性格って出ると思う?」
生徒  「出る人と、出ない人がいるように思う。出る人は、スゴイわかる。粗い感じになるから。ワイルドというのか、徹底的にやりあうというのか、もちろんそんな人ばかりではないのだけど。」
本間  「どっちに憧れる?」
生徒  「ワイルドなほう!」
本間  「えっ本当?」
生徒  「なんか向かっていくのがかっこいい感じがする。僕はできないけど…。」
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普段おとなしい人が、いったん競技場に上がると、豹変したように積極的になる内に秘めたものをもった人、言葉では相手を威嚇しても動きはさほどでもないあまのじゃくタイプの人、性格どおりじっくり攻めていくタイプの人、相手のミスを待ちチャンスに変える人、「始めっ」の号令がかかると、相手をにらみつけながも小刻みに小さくジャンプしながら間合いを計る人、じわじわ寄っていきながら相手の襟元をグイッと掴む人、戦い方はそれぞれです。
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慣らし稽古のなかでの一コマで3年生の優しさを見つけることができました。2人組みで“寝技”から押さえ込みの練習をしていた場面で、一緒に組んだ1年生に3年生が、
「ここ持て。ここのほうが力をかけやすいだろ。」
「はい。」
また別の場面
「そこじゃなくてここだろ。」
「はい。」
下級生に教えることで上級生は「先輩」になって行きます。
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<今の気持ち>
ある1年生は友達に誘われて柔道部に入部しました。入部したばかりの頃、慣れない稽古のつらさや、体力的についていけない事でよく泣いていたそうです。でも辞めませんでした。一人っ子のこの1年生は、自分の不慣れゆえのつらさより、先輩や、仲間といることを優先したのです。もし誘ってくれた仲の良い友達が先に退部しても、自分は残るときっぱり言ってくれました。

ある1年生は、2つ上のお兄さんの影響で入部したそうです。お兄さんに負けたくないとライバル意識を燃やしながらの入部でしたが、今では練習するお兄さんは先輩の一人という距離感です。お兄さんが目標だったのに、気がついたらそんなことはどうでもよく、レギュラーをとることが新たな目標になったそうで、柔道がおもしろくて仕方がないようです。

顧問の河合先生です。
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小学4年生から中、高、大とずっと柔道をしてきたというだけあって、偉丈夫でありながら細心の気遣いの出来る国士無双のような雰囲気を併せ持っているようでした。“いろいろ”な経験をしてきた先生だけに「人としての成長」には、勝負の結果は弾みにはなっても、全てではないと、強い信念を持っていらっしゃいます。
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土曜午前中の練習を1回見ただけの私ですが、自分の居場所がある生徒たちは、1年生は1年生なりの頑張り、2年生は2年生なりの躍動感、3年生は3年生の責任が自然と現れているような気がします。
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〜 恒例の先生からのメッセージ 〜
「いろいろなことがあるけれど、“厳しいこと”に負けないように 」

柔道だけでなく人生の中には“厳しいこと”がそこここにあります。理不尽なことや教えを請えないとき、新たな道を切り開く強さを身につけて欲しい。そんな先生からのメッセージでした。
                 取材 本間
次の取材は入野中学校です。

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