ガンバレ!部活動トップ » がんばる部活紹介 , サッカー » 連載第14回 浜松西高中等部 サッカー部へ行ってきました!
連載第14回 浜松西高中等部 サッカー部へ行ってきました!
- サッカー
- 2008年09月26日
校訓は
「 たくましい力 」
「 高い知性 」
「 豊かな心 」
浜松西高等学校に併設された中等部は、設立7年目です。
これから新しい歴史を刻んでいくという想いが満ちているようで、
とても新鮮な雰囲気を醸し出していました。
OBには、オリンピック選手も多くいます。
校門をくぐりきったところにこんなモニュメントが・・。
目が離せなかったのは、この像です。
お茶目なポーズに、きっと深い意味があるのだろうなと考えてしまいました。(笑)
取材の日は、
高校生の体育大会応援合戦の練習も佳境に入る頃で、
グラウンド横の練習スペースで先輩方は、
色鮮やかな衣装を着て踊りの練習に励んでいました。
本日のサッカー部の練習は、
午後3時30分〜6時までの2時間半です。
身のこなしやステップワークといった
瞬発力を養うためのトレーニングを充分こなし、
ボールを使った練習に入ります。
ゴールキーパーの練習もじっくり見せてもらいました。
向かってくるボールをにらみつけ、
止めてやると心に誓って・・・
セービングできるときばかりではありません。
あと数センチというところで、
ボールが手の先を通り抜けていきます。
服はいつの間にか土まみれ。
でも、練習は続きます。
<魔の 「PK戦」 >
キーパーにとって、
精神的なプレッシャーがある場面といえば、
やはりコレでしょう。
ゴールキーパーの本間君(2年生)(筆者と同じ苗字!)に聞きました。
本間 「PK戦って、やっぱり嫌なもの?」
本間君 「そりゃあ、嫌です。」
本間 「どんなところが?」
本間君 「止められなかった時の、みんなのがっかりする表情とか、ため息とか・・」
本間 「やっぱりそうなんだ。」
本間君 「あー。あそこで止めていれば、とか、右に飛んでいれば、とか、
試合が終わっても立ち直れないことが多いです。
やはり、ミスで負けるのが一番悔しいです。」
本間 「落ち込むのと、次の試合へ切り替えていく境目って何かあるの?」
本間君 「先輩の言葉です。
次の大会は絶対頑張ろうぜ。って言葉をかけてくれて。」
本間君 「負けた試合の日は、家まではなんとか涙はこらえても、
部屋に入るとどうしようもない時もあります。」
試合は勝ち進んでいくほど引き分けることが多く、
PK戦になる確率が高いそうです。
本間君は、PK戦が始まりホイッスルが鳴る直前に、
とっておきの方法で気持ちを静めていると、
こっそり教えてくれましたが・・・
その方法はここでは秘密にしておきましょう。(笑)
ゴールをみんなで運び、
ゲーム形式の練習が始まります。
<顧問の藤井先生>
体育科の先生ということで、
今まで、色々な部活の顧問を経験されたそうなのですが、
変わらない1つの信念があるそうです。
それは、どの部活動であっても、
そこはその生徒が成長するための教育の場であるということです。
勝つことは、生徒にとっては目標なのでこだわりはするものの、
勝ちさえすれば何でもいいのか、
ということを常に生徒自身に問うのだそうです。
「サッカーをやる自分」
「勉強をする自分」
「生活をする自分」
好きなサッカーでここまで頑張れるのならば、
勉強や生活でも同じくらい頑張って欲しい。
それを期待したい。
部活での先生の教え方は、スパルタではありません。
「で、どうよ」と問いかけ、生徒がどうしたいのか自ら考えさせます。
それが今の段階で必要かどうかを判断しながら、
それを守らせる厳しさをもって部活を指導されているようです。
「藤井先生は、僕らの言い分も聞いてくれるからイイです。
でも、勉強をサボると、怒ります。」
ある生徒さんが教えてくれました。
日も暮れ、もうじき6時です。
高校生の硬式野球部のノック練習が始まり、
グラウンドでの主役が変わります。
2時間半、走りきって練習が終わりました。
(取材 本間)
- [ « 前 ] 第4回キトルス杯ソフトテニス(男子個人戦) 結果報告!
- [ 次 » ] 浜松地区新人ソフトボール 1日目の結果報告!