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連載第15回 江南中学校 吹奏楽部へ行ってきました!
- 音楽系
- 2008年10月03日
「鬼の居ぬ間に洗濯」??
意味↑
(怖い人や気兼ねする人のいない間に、
思う存分くつろぐこと。)
本日は、江南中学校 吹奏楽部の取材です。
顧問の徳増先生は出張が長引き、
本日の部活動には間に合いそうもありません。
でも、
すでに練習はパートごとに教室を分けて始まっており、
あちらこちらから音が聞こえてきました。
先生がいないとは思えないまじめな雰囲気です。(本当)
<バスクラリネットの魅力を教えてください。>
「音の丸さかな。」
そう答えてくれたのは、古賀さんです。
吹いてもらうと、その音は、
低くまろやかに響きました。
小回りの利くような軽快な音では決してないのですが、
奥行きのあるいい音です。
「今吹いた音は、楽器の音はしているのですが、
この子(楽器)のもつ本当の音色では、まだないんです。
プロの演奏するCDを聴いたりすると、
本当はもっときれいな音色が出せるということが
とてもよくわかります。」
十分きれいな音が出ていると内心思いながら、
さらに聞いてみました。
本間 「この音を色に例えると?」
古賀 「う〜ん。水を多く含んだような薄い赤。
それってピンクかなあ。」
本間 「季節に例えると?」
古賀 「夏と冬はない。どちらかというと春。」
本間 「花に例えると?大輪の花か、小さな花か、派手な色の花か・・?」
古賀 「たんぽぽかな。
オーケストラの中では目立つ楽器ではないのだけど、
良さはいっぱい持っているんです!!」
変な質問にもちゃんとついてきてくれました。(笑)
<小編成オーケストラ>
メトロノームを中心に半円形になり、
全員で曲を奏でていました。
ひとしきり吹き終えると、
パートリーダーから順番に
「3小節目はもう少しフォルテで」 とか、
「強弱をもっとつけて」 とか、
「テンポが遅いところがあった」 とか、
より良くなるための指摘をし合います。
トロンボーン
ホルン
チューバ
<サックスとは・・>
生徒 「吹き方はリコーダーに似ているのだけど、
まあ、リコーダーをごつくして
ボタンを多くしたという感じかな。」
本間 「サックスのどういうところが好き?」
生徒 「見た目かっこいいし、音色もいい。
それから吹く姿がサマになるし、
JAZZでも活躍するし、メジャーだし。
楽器でこれだけそろうのはサックスしかないでしょ!」
少し圧倒されながら(笑)サックスの魅力を存分に語ってもらいました。
クラリネット
フルート
<パーカッション>
パーカッションという楽器があるのではなく、
打楽器のことを総じて、そのように呼ぶのだそうです。
ティンパニー
スネアドラム(小太鼓)
ちょうど織田さんが後輩に教えているところでした。
せっかくなので、私(本間)も憧れの「ロール」を教えてもらうことに。
「ドロロロロロロロロロロロ………………」
いともたやすく演奏する
その「ロール」の速さを目の当たりにし、
もしかして、織田さんってすごい人かも・・・
と尊敬のまなざしを向けてしまいました。
そして、
これがバスドラム(大太鼓)です。
なんといっても、音の大きさは迫力があります。
「パーカッションの中で
バスドラムが一番好き♥」
という織田さんに聞きました。
本間 「そんなに好きなの?」
織田 「はい。もう、これしかないって感じです♥」
本間 「どういうところが?」
織田 「曲の場面場面を華やかにしていくのがバスドラムだし、
テンポとか、雰囲気を締める役割もあるから、
指揮の次に重要だと思っています。
本当に魅力にあふれているんです♥」
そこまで入れ込んでいる織田さんなら出来るだろうと、
またしても無理なお願いをしてみました。(笑)
本間 「静かな波の感じをやってみてくれる?」
本間 「嵐の感じだとどう?」
本間 「じゃあ、白雪姫が毒リンゴを食べて倒れたところは?」
とめどもなく続く変なお願いに最後まで答えてくれました。
「言葉のイメージ」 を
「音のイメージ」 に変換して再生されたその音は、
私(本間)の期待をはるかに超えた出来栄えで、
情景が目の前に迫ってくるような気持ちになりました。
26名いる部員の中に男子生徒も数人いました。
「音楽が好きなので勉強よりは続けられるって感じです。」
あくまでも自然体な話しっぷりに、
好感を覚えずにはいられない本間でした。(笑)
<部長の水野さん>
笑顔の優しい水野部長に聞きました。
本間 「吹奏楽部で26人って少ないほうだと思うけど、どう?」
水野 「大人数のダイナミックさはないけれど、
一人ひとりの持っている楽器の個性を生かせるので楽しいですよ。」
本間 「楽器の個性ってどういう意味?」
水野 「音色や音楽センスのことです。
テンポが少しずれても、
気持ちや心をこめることを大切にしたほうがいいと思うんです。」
そんな話をしているうちにミーティングの時間になり
連絡事項に入ります。
出張から戻られた顧問の徳増先生に聞きました。
「吹奏楽の魅力は、
大勢のエネルギーの大きさを肌で感じることだと思います。
大勢が自分の都合をつけて練習をしてきて、
実際に演奏するその瞬間は、
皆が同じ方向を向き、同じ曲に向かっている。
精神的な充実感は中学1年生の彼らも感じているようです。」
本日は見ることは出来ませんでしたが、
全体練習(ハーモニー)には
今日見せてもらったみんなの想いが
いっぱい詰まっていそうです。
取材 本間
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