ガンバレ!部活動トップ » がんばる部活紹介 , ソフトボール » 連載第17回 可美中 女子ソフトボール部へ行ってきました!
連載第17回 可美中 女子ソフトボール部へ行ってきました!
- ソフトボール
- 2008年10月24日
『自分が本当に何者かを示すのは、
持っている能力ではなく、
自分がどのように選択をするかということなんじゃよ。』
<ハリーポッターと秘密の部屋より
;ダンブルドア校長先生の言葉>
J.K.ローリング作 松山佑子訳 静山社出版
今日は秋晴れで、サイコー!な部活日和ですが、
部活開始の午後4時は、すでに夕暮れ…。
<午後4時15分 部室OPEN>
練習開始の準備です。
練習する時間を少しでもたくさん確保するために、
先生も生徒もみんなでボール・ベース・バットの用意をします。
<午後4時25分 アップ開始>
「ボールいくよー」
「ボールいくよー」
「ボールいくよー」
「ボールいくよー」
キャッチボールをしながらのウォーミングアップです。
<午後4時45分 ノック練習>
先生のノックで守備練習が始まりました。
キャッチ!
とったらすぐにスローイング
<午後5時00分 練習もノッてくる!>
先生のノックは続きます。
ノックのボール全てを捕れるわけではありません。
だから練習します。
指の骨折で練習に参加できない部員も、
練習が気になります。
誰に指図されるわけでもなく、
自分にできることを探して、
みんなを盛り上げます。
<顧問の安藤篤喜先生>
「何を教えないか、の選択の連続です。」
先生が指導される際、よく考えることなのだそうです。
やり方を上手に教え、
生徒が忠実に実践できれば、
一定の成果を残せる可能性は高い。
でも、
教えたことを忠実にこなすというやり方を、
生徒が望んでいるのだろうか。
「こうしたい・こうなりたい」という
情熱の引き出し役になる事が
本来の自分の役目なのではないか。
先生自身も葛藤を繰り返しながら、今に至っているそうです。
指導が中途半端にならないように、
消化不良にならないように、
ということに気をつけながら、
「教えない部分・言わない部分」も常に選択し、
その先の興味・工夫・成長を
生徒自身の手でつかみ取って欲しいのだそうです。
<午後5時15分 すっかり薄暗く・・>
ボールを見るのはだんだん辛くなってきました・・
<午後5時25分 ボールをキャッチするのはほぼ不可能に・・>
部活が終わり、早速質問をしてみました。
本間 「ソフトボールをやっていて、一番うれしかったのはどういう時?」
生徒A 「ミットにスポッとボールが納まった時!」
生徒B 「ホームスチールした時!」
生徒C 「浜岡中(強豪)の1番からピッチャーライナーをとった時!」
生徒D 「自分のお陰でみんなが盛り上がった時!」
全員 「ハハハハハハ…」
本間 「ソフトの楽しさはどんなところ?」
生徒A 「チームプレイ!」
生徒B 「声を掛け合うところ!」
生徒C 「みんなで盛り上げようとするところ!」
生徒D 「走・攻・守!!」
生徒E 「それって、響きが“羞恥心”っぽい!!」
本間 「羞恥心って意味知ってる?」
生徒E 「恥ずかしいって事だよね。」
生徒D 「意味全然違うじゃん。」
全員 「ハハハハハ…」
本間 「この中でホームラン打ったことがある人いる?」
生徒 挙手
本間 「すごい、すごい!!」
あえて人数は明かさず(笑)
〜 恒例の先生からのメッセージ 〜
「いつのときも“今”が一番いいと思って欲しい。」
中学時代も良かったし、
高校時代も良かったし、
社会人になった今もいい。
そんな風に思いながら時間を積み重ねていく事が
「幸せ」ということだと思うのです。
先生にとって「幸せ」の色は?
「透明」かな。
幸せって後から気付くものでしょ。
ああ、あの時は・・とかって。
だから、空気のような色の無い感じ。
でも、
その時の充実度や、気持ちで
少し色づくくらいかな。
“みんなの笑顔”を誰よりも期待し見守っている、
先生の優しい眼差しを感じました。
最後に、全員が私(本間)を取り囲んで
あいさつをしてくれました。
私のほうをまっすぐに見る生徒さんの目から、
応援せずにはいられなくなる“何か”を感じてしまいました。
(副顧問の土屋先生と一緒に)
取材 本間
- [ « 前 ] 浜松地区新人バレーボール 結果報告!
- [ 次 » ] 西部地区中学校野球大会 1回戦の結果報告!