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浜松地区中学校駅伝競走大会
- 駅伝
- 2008年11月10日
冷たい雨が降るガーデンパークに、
歓声が何度も何度も、響きわたりました。
10月8日(土)、浜名湖ガーデンパーク。
平成20年度浜松地区中学校駅伝競走大会は、
浜名湖をわたる強い風、そして冷たい雨の中での激闘となりました。
7:00。
薄暗い雲の下、
早くも各校が、続々と会場に集まってきます。
まだ雨はぽつりぽつり。
テントを張り、コートを着込み、
選手たちは体を冷やさないようにしながら、
スタートのその時にむけて
気持ちを整えていきます。
8:15。
ついに雨は、本格的に降り出してしまいました。
風も一層強く吹きつけます。
中体連の先生方もびしょ濡れになりながら、
会場の準備をすすめます。
8:50、開会式。
傘がひしめき合います。
ジャージは冷たく濡れても、
心は徐々に熱を帯びていきます。
スタートはもうすぐ・・・。
9:30。
いよいよ女子の部、スタートの時です。
息をのむ緊張感。そして・・・
スタート!
「かんばって!」
「いいぞ!そのペースで!」
歓声は選手の耳に届いているでしょうか。
選手の息づかいは、沿道にまで伝わってきます。
第1区。
最初に中継地点に戻ってきたのは
舞阪中!
後続の選手も
必死で追いかけます。
タスキがいつもより重いのは
雨のせいでしょうか。
後輩たちの視線の先には、
先輩が必死で走る姿。
苦しそう。
だけど、すごくかっこいい。
ゴールには黄色いテープ。
観衆も、鼓動が高鳴ります。
息を詰めて、選手たちを待っています。
いよいよ、最終区のランナーが帰ってきました。
麁玉中!
5区間、11.1キロのレースは、
麁玉中学校が38分56秒で制しました。
2位の三方原中は39秒40、
その1秒後に舞阪中が3位でゴール。
その後、続々と各校がゴールします。
ラストスパート!
最後まであきらめないで!
女子の部の選手たちが全員ゴールし、
会場は落ち着きを取り戻しますが、
雨風は一向にやみません。
10:40。
スタートラインに
男子選手が並びます。
男子は6区間15.6キロのレース。
選手たちは、
体が冷えてしまわないよう、
絶えず動き続けています。
そして、
スタート!
観衆のボルテージも
一気に上昇します。
走る。
タスキをつなぐ。
「頼んだぞ」
この大会に出場しているのは、
陸上部の選手ばかりではありません。
普段は他の部で活動している選手も、
この日は学校の名の入った
タスキのためにひとつになるのです。
頑張った。
届かなかった。
全力を尽くした。
そんな、選手たちの姿を
胸に刻みたくて、
大人たちも必死で身を乗り出します。
そして、
どの学校よりも早く帰ってきたのは、
麁玉中!
女子に続き麁玉中学校が優勝!
48分54秒で、
2位の高台中に1分以上の差をつける快走でした。
全ての選手がゴールし終えるころ、
ユニフォームを濡らし続けた雨は、
いつの間にか小降りになっていました。
レースが終わっても、
会場には熱気が冷めずに残っていました。
選手の皆さん、悪天候の中のレース、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
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