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連載第18回 北部中学校 野球部へ行ってきました!
- 野球
- 2008年12月02日
北部中学校の野球部の練習は
和地山公園で行われています。
広いグラウンドは4面にわかれており、
浜商軟式野球部をはじめ、様々な学校の野球部が
この時間帯には練習をしています。
ナイター設備がないグラウンドでは、
5時になる前に、辺りは暗くなります。
ボールに触れるのは、
正味1時間もないといったところです。
グラウンドのベンチで着替え、
挨拶をし、
ウォーミングアップに入ります。
ランニング、
キャッチボール、
バッティング練習です。
みんなキビキビした動きで、
時間をとっても効率的に使っています。
本格的です。
北部中学校は、10月に行われた新人戦浜松浜名地区大会に優勝し、
来春行われる県大会出場が決まっています。
各ポジションで飛んでくるボールを待ち構えます。
ファースト側
サード側
ピッチング練習にも余念がありません。
先生からの指導を受け、
振りかぶり、
投げる。
ベンチで着替えをする数分間、
つい聞いてしまいました。
本間 「野球部って言えばやっぱり、マンガのタッチなんか読んだりするの?」
生徒A 「読みます。でも、それは古い・・。」
生徒B 「えっ。でも僕なんか、“ドカベン”は愛読書ですよ。」
本間 「スゴイ昔の長いマンガだよね。知っている私も私だけど(笑)
ドカベン読むなんて私より古くない??(笑)」
生徒B 「そうですか?葉っぱをくわえた岩鬼とか・・(笑顔)」
生徒C 「僕は、ドラマにもなったルーキーズ!」
生徒D 「ダイヤのA(エース)とか、メジャーとか、みんな読んでると思いますよ。」
本間 「野球系のマンガから技術を盗んだりするの?」
生徒D 「正直盗めません・・。だってありえないことが多すぎる・・。」
本間 「アハハハハハ・・。」
「そういえば、野球の帽子って、つばがみんなとがっているようにみえるけど、
ちょっとかぶってみてくれない?」
生徒 「マジっすか??」 (ムリヤリかぶってもらう)
本間 「カッコいい!似合う!!」
「ところで・・。
ユニフォーム毎日着るでしょう?洗濯大変ってお母さんに言われない?」
生徒A 「僕、自分で洗ってますっ。」
生徒C 「ええっマジ?」
生徒D 「僕、お風呂のときにシャワーで流したりして、
軽く洗ってから洗濯機に入れてるよ!」
意外と、親任せでもない??事実が判明しました(笑)
<顧問の小川誠司先生>
顧問としては、“コワいほうの部類”に入ると思いますよ。
と、ユニフォーム姿で
コワそうに話してくださいました(笑)
子供にとって「この人が言うことなら、まちがいない」
とついてきてもらえるのが先生の指導者としての理想だそうです。
グラウンドに出るときは、
必ずユニフォームを着るとか、
グラウンド整備も一緒にやるとか、
指導者であっても、こと「野球」の前では
謙虚に、口先だけでない、ということを大切にしているそうです。
<「木」も見て「森」も見るために>
最近の練習試合では、
ノーサインで攻撃をすることが多くなっています。
とかく、自分が打って活躍をする野球に憧れるものですが、
チームとして勝負をする競技である以上、
「木」も見て「森」も見る必要があるからです。
サインがない以上、
どうすべきか、何をより所とするか
自分で考えるしかありません。
普段あまり褒めるほうではない、という先生ですが、
「チームの為にどうすればいいのか、という部分に関して、
少しずつ、考えられるようになってきたように思います。」
これからの期待を込めながら
こっそり教えてくださいました。
技術面だけでなく、
精神面でのフォローにも手の抜けない部活動にとって、
副顧問の森上先生の存在はとても大きいそうです。
試合中に限らず、
生徒の気持ちがノッてこない時、落ち込んだ時に、
全体の雰囲気を良くする為の言葉がけや、声かけは、
大事だと分かっていても、一人の人間に出来ることには限界があるからです。
“正顧問・副顧問の先生同士もタッグを組んでチームを守っていく”
そんな気持ちがチームのアンカーとして、生徒の見えない力を
伸ばしていっているように感じました。
浜松の代表として躍進する伸びしろはまだまだありそうです。
山下キャプテン率いる北部中学校野球部が、
県大会でも活躍を続けてくれることを期待しています!
取材 本間
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