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連載20回 笠井中学校 昼休み合唱団へ行ってきました!
- 音楽系
- 2009年09月17日
今回取材した合唱グループは
お昼休みしか活動しないので、
『昼休み合唱団(通称・昼合唱)』
とよばれています。
2年生から始まる選択授業で音楽を選んだ生徒が、
先生の声かけで数名集まったのが始まりだそうです。
いま女性男性合わせて40名くらいの生徒が
ほぼ毎日お昼休みには音楽室に集まってきます。
笠井中学校には「合唱部」がありません。
ここに集まる生徒さんは、
テニス部・バレー部・陸上部・野球部・水泳部・吹奏楽部…の部員で、
お昼だけ合唱団員になります。
時間が限られているので(1時〜1時20分まで!)
全員が集まったかどうかに関わらず、
先生がピアノで前奏を弾き始めます。
知らず知らずのうちに
全員が歌うのにちょうどいいくらいの間隔に立ち並び、
譜面をもってやや前傾姿勢になり始めました。
中には窓の外を見ながら歌う生徒もいましたし、
楽譜は暗記しているのか譜面を見ない生徒もいました。
合唱に馳せる想いや熱さの幅はあっても、
歌うことが好きで自分の居場所があるという感覚が
この合唱団員の共通認識のようです。
昼休み合唱団に必要なものを一言で表してもらいました。
「楽譜」
「伴奏」
「全身」
「♪」
「言葉」
「声」
「歌うぞ!って気持ち」
「人の失敗を笑わない」
「盛り上がり」
「やる気」
「早く給食を食べること」
「活気」
「みんなそろうこと」
「仲間」
「愛」
「ノリ」
「昼休み」 (順不同)
パート別に歌ったときのことです。
ソプラノが歌っている間、
他のパートは座っているのですが、
なにやら重低音が聞こえてきました。
風の音かな?
外の音かな?
と思ったのも束の間、
実は男性が自分の旋律を
ソプラノに合わせて声を落としながら歌っている声でした。
非常に印象に残りました。
自然に声が出てる・・。
実はその歌は、今日はじめて歌う曲だそうで、
新しい楽譜をもらったばかりでした。
生徒の数人は、その新しい譜面を貰うなり
後方にあるピアノで音を確かめたり、
音符を見て口ずさんだりしながら、
練習が始まるのを待っていたのでした。
「選曲をする際は、詞がいいかどうかも大きなポイントです。」
と顧問の金原幸子先生が教えてくれました。
この昼合唱では、
届かないほどの背伸びや無理をするというよりも、
等身大の中学生として心も耕していくという気持ちが
ベースにあるようで、
息がつける自由さと歌いたいという気持ちが
ごく自然に調和できる雰囲気でした。
本日練習をしていた曲は、
現役の中学校の先生が作詞作曲した曲だそうです。
合唱で歌う曲というのは、
この頃の人気歌手が歌う流行の曲とは
テンポも歌詞も全然違うのですが、
いつまでも覚えていたいなあ・・と思いました。
(特に歌詞がよかった!!)
本日の昼合唱の練習はもう終わりです。
誰かに言われなくても集まり、
誰かに言われなくても歌を口ずさむ
そんな『昼合唱』には、
いつもさわやかなメロディーが流れています。
(取材 本間)
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