平成２１年度　浜松地区中学校駅伝競走大会レポート

• 駅伝
• 2009年11月05日

真夏を思い出すような晴天のもと、
会場の熱気は最高潮に達しました・・・。

多くのランナーの希望をつないで走り抜ける
平成２１年度浜松地区中学校駅伝競走大会は
１０月３１日（土）、浜名湖ガーデンパークを会場に
開催されました。

今年の中学校の各部活動は
新型インフルエンザの影響で、学校・学年閉鎖により
各種目で出場を辞退する学校がでています。
この日の駅伝大会でも、
エントリーしながらも残念ながら出場できなかった
中学校が数校ありました。

幸い出場できた中学校にも、選手の変更が相次ぎ、
必ずしも万全とはいえない中ではありましたが、
各校とも、出場できなかった中学校の分まで、
精一杯走り抜きました。

７：００

朝方、寒いくらいだったそよ風は少しづつ止み、
かわりに強い日差しが、ウォーミングアップする選手たちを
照り付けはじめました。

この時間にはすでに多くの学校が集まり、
テントや応援旗を準備し始めています。

『健康チェックをしっかりしろよ！』
『事故がないように！』
先生のそんな声があちこちで聞こえます。

生徒の着るチーム統一のＴシャツ。
そこには駅伝大会にかける様々なメッセージが。
『今、感動のとき　限界に挑戦』
『一意専心』
・・・大会にかける選手たちの意気込みが
強く伝わってきました。

８：５０
いよいよ開会式が始まり、会場の緊張が高まります。
今年はほとんどの生徒がマスクを身につけるなかでの
開会式となりました。

新型インフルエンザの影響で、開催が危ぶまれるなか、
『なんとか開催ができただけでもよかった』
と中体連の先生方もほっと胸をなでおろしていました。

９：１５

女子の部の選手に召集がかかります。
選手は緊張の面持ちで呼び出しを待ちます。

『緊張しすぎるな』
『最後のアップはほどほどに』
選手の緊張をほぐすように、
先生が選手たちに声をかけます。

９：３０。
いよいよ女子の部、スタートの時です。

息をのむ緊張感。そして・・・
『パーン！』スタートのピストルが鳴り響きました。

『ファイトー！』
『がんばれー！』
歓声がこだまします。

『ペース守れ！』
先生も声を張り上げます。

『見てるこっちが緊張した・・・』
応援する観衆からも声が漏れます。

そして・・・

選手が中継地点に戻ってくるたび、
歓声が一層大きくなります。

中継地点で倒れこむ選手・・・。

『がんばった・・・』

『走りぬいた・・・』

一方、後輩たちの視線の先には、
先輩が必死で走る姿。
『かっこいいっ！！』
そんな声があちこちで上がっていました。

・・・いよいよ、最終のランナーが帰ってきました。
先頭を走るのは麁玉中学校！

麁玉中は２区でトップに立ち、その後は１位をキープ。
５区間、１１．1キロのレースを
３８分５１秒で制しました。

２位の三ケ日中学校は３９秒４１、

その６秒後に入野中学校が３位でゴール。

その後、続々と各校がゴールします。

ラストスパート！
よくがんばった、最後まで走りぬいた！

女子の部の選手たちが全員ゴールし、
会場は落ち着きを取り戻しつつあるなか、
男子の部の選手召集が始まります。

１０：４０
スタートラインに
男子選手が並びます。

６区間１５．６キロのレース。
再び会場の緊張感が高まります！

選手たちは最後のウォーミングアップに
余念がありません。
そして・・・。
『パーン！』

スタートの号砲が鳴り響き、選手が一斉に
待ち構えた観衆の前を駆け抜けていきました！

観衆の視線の先には
タスキをつないで精一杯走る
選手たちの姿が。

強い日差しが選手を照りつける中、
カメラも選手をどこまでも追い続けます。

そして、中継地点では各校入り乱れての
壮絶なタスキリレーが繰り広げられました！

頑張った。

全力を尽くした。

倒れこむ選手たち。

・・・そして、レースはいよいよ大詰め！

観衆の全員が注目する中、
どの学校よりもゴールテープ目指して
早く帰ってきたのは・・・、

麁玉中学校！

女子に続き４９分３５秒のタイムで
見事、麁玉中学校が優勝！

そして、天竜中学校が５０分２３秒のタイムで
２位に入りました。

気温はどんどん上がり、
レースが終盤を迎えた
１１時ごろには２５度にまで上昇！
レースの熱気と照りつける日差しで、
体感温度は３０度を超えていたかもしれません。

レースが終わっても、熱気が冷めることなく、
会場のガーデンパークは
興奮につつまれた状態が続きました。

選手の皆さん、すばらしい走りをありがとうございます。
そして、元気を、感動を、いただきました。
ありがとうございました。

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