連載第２５回　天竜中卓球部（男子）を取材！

• 卓球
• 2010年12月27日

平成２２年１１月３０日（火）、
平成２２年度静岡県中学校総合体育大会
卓球の部で優勝を飾った
天竜中学校男子卓球部を取材しました！

前回の連載第２４回に引き続いての天竜中学校の取材です。

午後４時から陸上競技部の活動を見させていただいたのち、
グラウンドから
卓球部の皆さんが活動する体育館へ移動。

体育館に入る前から
ボールがラケットから打ち返される音が聞こえてきます。

そっと扉を開け中の様子をのぞいてみると、
体育館の半分を使い
必死にラケットを振る卓球部の皆さんの姿がありました。
女子の部と男子の部が半面ずつ使っているようだったので、
実際男子の部は体育館の４分の１程度のスペースで
活動しているようです。

体育館に入ると
卓球女子の部や他の部活の皆さんが
それぞれ集まり挨拶をしてくれました。

どの部活の部員さんも礼儀正しくてとても感心。
練習中でも外から来る私たちに気づいてもらえて
嬉しい気持ちになりました。

さっそく奥で練習している男子卓球部のところへ行くと、
もう練習も中盤に差し掛かっている様子。

部員の皆さんも真剣にボールを打ち返しています。

その中に顧問の先生の姿もありました。
手を止めて私たちのところまで来てくださった
顧問の先生に皆さんの様子についてお聞きしました。

最近まで１年生４人、２年生１１人、３年生１３人程で
活動をしていたそうですが、
３年生が引退して、
今は１、２年生が練習を主導しています。

１１月は日が暮れるのも早く、午後５時頃までの練習。
体育館を他の部活と共用しているため、
体育館で活動できるのは週３日程度。
体育館が使えない日は近隣の公民館を借りての練習となるそうです。

土日に大会が多いことを考えると、
皆さん本当に忙しい日々を送っています。
私が中学生の頃は、
部活が終わるともうくたくたで
すぐにでも布団に入りたいような毎日でした。

皆さんがこのように卓球にかける情熱が、
平成２２年度静岡県中学校夏季総合体育大会の
卓球の部優勝という結果に現れているのですね！

部活動内での練習は、
上級生が下級生を指導することが多いとのこと。
それでフォームやゲームの仕方など
様々なことを身につけていくとのことでした。

その成果は日々出ているようです。

私が中学時代所属した
バスケットボール部でも、
先輩の存在は偉大でした。

先輩から教えてもらったり、
先輩を見て覚えたりすることで
自分のプレーに活かした部分はとてもたくさんありました。
それは部活動のプレーだけにとどまらず、
日々の生活や礼儀にも大きな影響があったように思えます。

皆さんが熱心に練習に取組む間、
先生がこんなことを教えてくれました。

この天竜中学校は、
部活動で頑張った成果が出ると
クラス内や他の部活からも認められるという
雰囲気があるとのこと。

結果が出れば誉められるということを
生徒の皆さんが分かっているので、
皆で一同に取組むことが出来るそうです。

これは伝統であり、
保護者の方もこのことを理解しているので、
部活動への理解も同様にあり、
学校、地域全体でモチベーションを高くもてるとのことでした。

陸上部の取材でも感じた、
学校や部活動を支えてくれている多くの方々からの協力が
ここでも活きているのだと分かり、
今回の取材でまた大切なことを学べたような気がしました。

短い時間でしたが取材をさせていただき、
本当にありがとうございました。

東海大会出場という素晴らしい成績を残した
天竜中学校男子卓球部の皆さん。
更なるご活躍をお祈りしています。
これからも頑張ってください！

平成２２年度静岡県中学校夏季総合体育大会卓球の部の記事へ

取材：吉田博美