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連載第28回 篠原中学校美術部を取材!
- 美術工芸系
- 2011年09月26日
元気あふれる色あざやかな作品の数々。
平成23年9月13日(火)、
篠原中学校美術部を取材しました!
篠原中学校美術部は、
今年7月に行われた夏の写生大会において入賞者が最も多く、
その活動をたたえ、はましんからがんばった部活動にお贈りする
“はましんfor your smile賞”を贈呈させていただいた学校でもあります。
今回は、そんな篠原中学校美術部の活動の様子をお伝えします!
顧問の玉木先生に案内され、活動場所である美術室におじゃますると、
まず生徒の皆さんの元気なあいさつに出迎えられました。
2学期に入り、3年生はすでに引退していますが、
当日は、私たちの取材のために集まってくださっていました。
部員構成は、1年生が6人、2年生が14人、3年生が9人の合計29人です。
生徒さんたちが練習しているところを見学させていただいたのですが、
この美術室がとにかく暑い!
室内の温度計は32℃を示していました!
9月中旬のこの日で、これほどの暑さなら、真夏はもっと苛酷な環境だったのでしょう。
玉木先生も「扇風機を何台も使っても暑いんです。」
とおっしゃっていました。
そのような中でも、暑さに負けず楽しそうに活動している様子がとても印象的でした。
美術部の活動はそれぞれ黙々と作品に向き合っているという
イメージを持って取材に行ったのですが、
実際は和気あいあいとした中で活動していました。
なぜ美術部に入部を決めたのか尋ねたところ、
「見学のときに先輩が楽しそうに絵を描いていたから」
「入部前はあまり明るくなく静かだと思っていたけど、実際は違った」
と話してくれました。
普段の活動でも上級生−下級生の組合せで練習をしており、
先生だけでなく生徒さん同士でも教えあっているとのことでした。
上級生から技術を“盗む”ことで
上達していくのだそうです。
活動時間は15:00または15:40〜17:00まで、
平日は毎日部活があるそうです。
1年間のスケジュールは文化部としてはハードなもので、
イベントが目白押しです。
主なものとしては、
まず、“夏の写生大会”です。
7月初めの本番にむけ、
5月のGW中に大会会場となる浜松城公園で、
描きたい風景を写真に撮ります。
そして玉木先生と相談して構図を決めていきます。
1年生の場合、浜松城をメインにすることが多く、
迫力があり見栄えのある絵が描きやすいそうです。
一方、2、3年生は“水”を構図に取り入れることにチャレンジします。
“水”を絵で表現することは難しく、
奥行きや質感をださなければなりません。
生徒さんに絵を表現する時に何が重要かを尋ねてみると、
「影を描くこと。
影を描くことで、光は映えるがそれを表現するのが難しい。」
と教えてくれました。
玉木先生も
「1年生は黒を使うことに抵抗があり影が上手く描けないが、
2、3年生になって少しずつ描けるようになります。」
とおっしゃっていました。
何人かの生徒さんに写生大会の絵をみせていただいたのですが、
確かに上級生になるほど影と光の対比が表現されていて
深みのある絵となっていました。
夏の写生大会が終わった夏休み後半からは、
体育大会の横断幕づくりに取り掛かります。
この横断幕は、なんと、3×12.5mのビックサイズ!
広げてみせていただいたのですが、あまりの大きさに
美術室前の廊下でもスペースが足りませんでした。
横断幕は、美術部の活動を全校生徒にみてもらえる機会でもあり、
毎年、張り切って取り組むイベントの一つだそうです。
皆さん誇らしげに披露してくれました。
秋以降は、
10月1日(土)に行われる“秋の写生大会”、
11月上旬の文化発表会が控えています。
取材させていただいたこの日は、
秋の文化発表会にむけて作品制作中でした。
美術室で一通りお話しを伺ったあと、
前部長の小熊さんに現3年生が1年生の春休みに共同制作した
モネの「睡蓮」が現在も校舎内に飾られているということで、
案内してくれました。
階段の踊り場いっぱいに飾られた「睡蓮」。
生徒や先生の目を癒し続けていくことでしょう。
今後は、夏に引退した3年生から引継ぎ
2年生が美術部を引っ張っていくことになります。
その中心となる新しい部長の寺園さんについて、
玉木先生によると、
「部長としては成長の途上。
やる気は一番あるので、
これから立派な部長になることを
期待している。」とのことで、
寺園さん自身も、
「先輩部長の良い所を見習い、みんなに教えていきたい。」
と内に秘めた気合を話してくれました。
篠原中学校美術部を取材して、
顧問の玉木先生の熱心な指導の下、
“絵が好き”という気持ちを持って
活動している様子が伝わってきました。
1年生の頃は技術が伴わず、
なかなか先生から誉めてもらえないが、
指導すればしただけ成長し、
生徒自身もその成長を実感するので
より絵を描くことが好きになるそうです。
そうして完成した作品を多くの人に見てもらえることもうれしいそうで、
いきいきとした表情で、これまでの作品を紹介してくれました。
これからも元気と感動を与えてくれる作品を作り上げてください。
“はましん”はそんな皆さんを応援していきます!
最後に、
今回ご協力いただいた美術部をはじめとする
篠原中学校の皆さまありがとうございました。
(取材:内山)
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