多くの企業が絶対に必要なテーマとして挙げる「ESG」。昨今、「ESG投資」は世界の潮流となっています。
1. ESG投資について
「ESG(イー・エス・ジー)」とは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字をとったものです。
従来、企業への投資は、企業の財務内容等を見て判断するケースが一般的でした。これに対し、最近では企業のビジネスを環境、社会、企業統治の3つの切り口から分析し、これらの非財務情報をもとに中・長期的な企業の成長力を評価した上で行う投資(=ESG投資)が注目されています。
2. ESG投資における評価基準
■ 企業の社会課題への対応と企業価値のバランスが評価基準となっています。
■ これまでCSR(企業の社会的責任)を基本とし、さらに社会に対してどのような価値を創造しているか等が挙げられます。
さらに、そこに新たに加わったのがSDGsであり、世界が抱えている課題への対応の共通言語として用いることが期待されています。
これらの概念の基本にあるのは「持続可能性(サステナビリティ)」であり、これは企業の規模に関わらず、これからの企業の成長・発展・存続に重要な要素であると言えます。
3. 当金庫のESG投資の推進
ESG適格債券への投資を行うとともに当金庫ホームページへ投資表明をしています。
「グリーンボンド」とは
資本市場から温暖化対策や環境プロジェクトなどの資金を調達するために発行される債券。
「ソーシャルボンド」とは
開発途上国支援や地球温暖化対策など、世界的な社会課題の解決にあてる目的で資金を調達する債券。
「サステナビリティボンド」とは
環境改善効果があり、社会課題の解決に資する事業に資金使途を限定して発行する債券。
「サステナビリティリンクボンド」とは
あらかじめ定められたサステナビリティ/ESGの目標を達成するかどうかによって条件が変化する債券。
4. SDGsの特徴を持った投資信託商品について
投資信託について、お客様からの要望が多く、かつSDGs行動宣言に合致するテーマ性の強い株式投信5商品を2019年7月1日より追加しラインアップの充実を図っています。
このような商品は、SDGsの目標達成にも間接的に貢献するものです。
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