この度SDGs登録制度にご登録いただいた、浜松倉庫株式会社様の取組みをご紹介いたします。
「倉庫業の仕事に男女のハンデはありません。」「お客様からお預かりした大切な製品には細心の注意をもって取り扱います。また、倉庫のスペースも常に有効活用を心掛けます。」
袋井流通センターの女性リフトオペレーターの皆さまが仕事に対する思いを語ってくれました。イキイキとした表情で話される皆さまからは、自身の職務に対する自負と働きがい、前向きさが強く感じられました。
創業1907年の浜松倉庫株式会社様は、歴史や伝統を大切にしながらも、時代に先駆けた取組みを積極的に展開されています。特に女性の活躍推進においては、十五年以上前から女性のリフトオペレーター(フォークリフトの運転者)を毎年継続して採用しています。最初は人手不足の危機感から必要にせまられ女性を採用されたそうですが、倉庫業は「お片付け」であり、女性ならではの視点での几帳面さや細やかな気づきなどが業務に活かされ、今では重要な戦力になっています。伺った袋井流通センターでは作業リーダーは全員女性とのことです。
このように、女性が活躍する職場が作り上げられたのは、女性社員皆さまのチャレンジ精神があったことはもちろんですが、社長様をはじめ、管理職の方々の社員の声を聞き、理解し、受け入れ、育てていくという姿勢があることも非常に大きかったに違いありません。
例えば、女性リフトオペレーター支援として、重量物を動かす為のマテハン機器を導入しました。これは現場の声を聞き、女性が一人で作業できるために取り入れた設備であり、女性が自立し活躍できる作業環境を創り出しています。
また、SDGsの観点からも当社はDXを推進しています。生産効率、環境配慮、働き方、お客様への提案等、基幹システムをベースにしたDX推進は取引先や社員への豊かさの提供であり、まさにSDGsと合致します。
浜松倉庫株式会社様では毎年、社内のリフトコンクールが開催されていますが、前回は1位から3位までが女性であり、毎年上位に女性が入ってくるそうです。コンクール開催は見える形の成果であり、社内の活性化に繋がっています。
浜松倉庫株式会社様、SDGsと女性の活躍推進のために、これからもパートナーシップでよろしくお願いいたします。