連載第２１回　麁玉中ソフトテニス部（男子）を取材！

• ソフトテニス
• 2010年11月19日

平成２２年１１月１２日（金）、
平成２２年度静岡県中学校総合体育大会
ソフトテニスの部（男子）で優勝を飾った
麁玉中学校を取材しました！

麁玉中学校は浜松市浜北区宮口、
校舎は小高い丘の上にあり、
学区を一望できます。
この日は、平成２０年８月の取材より約２年ぶりの訪問となりました。

「麁玉」の意味は「まだ磨かれていない玉」のことです。
無限の光と可能性を秘めた中学生にふさわしい
素晴らしい地名ですね。
なぜこのような地名となったのかは諸説ありますが、
古くは万葉の時代にすでに木簡などに登場します。

同校の男子ソフトテニス部は、
県大会で優勝後東海大会に進出、
第３位の成績をおさめるなど大活躍！

さぞ厳しい練習が繰り広げられているだろうと
少し緊張しながらの訪問となりました・・・。

午後４時頃学校を訪れましたが、
男子ソフトテニス部の練習はすでにはじまっていました。
現在の部員は約３０名。
今は３年生が引退し、
１、２年生が練習に参加しています。

顧問の村松孝則先生の号令で部員の皆さんが集まり
元気よくあいさつしてくださいました。

村松先生のモットーは、
「練習は意味のあることをやらせる」こと。
ランニング、筋トレよりも
少しでも長い時間ラケットやボールに触れていてもらいたい。
そうすることでテニスに慣れ親しみ、
テニスを好きになってもらいたいという願いを強くお持ちでした。

また、
余裕を持って朝食をしっかり食べてきて欲しい
という先生の想いから、
朝練も行っていないそうです。

男子ソフトテニス部の練習は週に５日。
土日には大会に出場することも多く、
忙しい日々が続きます。

そのような中での部員の参加率について聞くと、
なんと、ほとんど休む部員はいないとのことでした。

驚いたのは、
昼休みなども時間を見つけて自主的に
練習をしにくる生徒もいるということです。

部活が好きで積極的に参加をしている部員が多い
というお話しを聞けると、
取材をした私たちも嬉しくなりました。

練習は村松先生のタイマーが１０分ごとに設定され、
アラームが鳴るたび次の練習へと展開されていきました。

部員の皆さんは、
先生の指示のもと必死にボールを追いかけていました。
その練習は先生の思惑通り、
実際の試合の展開がうかがえるような
活気にあふれるものでした。

午後５時、
校内放送が流れ、練習は終了。
この時期は午後５時を過ぎると暗くなり
ボールを追うことができなくなってしまいます。

部員の皆さんは一斉にボール探しをはじめます。
その日練習に使う数をあらかじめ把握しておき、
全てのボールが見つかるまで全員がコート周辺を探します。

ボールの数はボール係の生徒がカゴに入れて数えます。
本当にきちんと探しているため、
他の部の部員も、
ボールを見つけると持ってきてくれるそうです！

ソフトテニスの技術の上達だけでなく、
部活を通して学べることは本当に多いということ、
村松先生の「テニス」を「部活」を好きになってもらいたい、
という想いが生徒にも伝わって
先生と部員が強い信頼で結び付いていること、
私たちもこの日の取材で感じました。

そして、
「生徒に勝たせてあげたい！」
「勝つことでもっと強くなる！」
先生の生徒への想いが
とても印象に残りました。

麁玉中学校の男子ソフトテニス部の皆さん、
静岡県大会優勝本当におめでとうございました。
更なる練習がんばってください！
今後のご活躍をお祈りしています！

平成２２年度静岡県中学校総合体育大会ソフトテニスの部の記事へ