SDGs登録制度にご登録いただいている、株式会社IROHA様の取組みをご紹介いたします。
株式会社IROHA様は、浜松を拠点に花木の生産・販売などを手掛け、花を通して生産者の思いや豊かなココロを次世代へ伝え、未来へつなげる活動をしています。
浜松市の中でも引佐地区はかつて、日本トップクラスの花木生産地でした。山下社長ご自身も長く業界に携わり、地域をずっと見て来られました。その中で、作り手の方々が持つ豊かなココロや一生懸命さに感銘を受け、地域で生きる力を大切にされている方の思いを、特に若い方へ伝えていきたいという使命感から事業の立ち上げをされました。
花木事業者は後継者不足、収益性の観点など、持続性の面で課題を抱えています。事業者の思いや技術を伝えることを継続するために、花木の生産、加工、販売に関わるそれぞれの工程でのパートナーシップを展開し、コミュニケーションの醸成と情報共有を図っています。これにより付加価値が創出され、作り手の思いを伝えていくことができます。実際に当社販売店では情報共有の励行により、お客様の声を事業の発展につなげています。
女性活躍という観点では、当社はむしろ、女性という意識はしていません。アイデンティティを重視し個人として尊重しており、働くこと自体が社会貢献であるという意識付けを性別に関係なく行っています。また、個々のライフサイクルに合わせた就労形態をとっています。
現在、当社には、ウクライナから避難されている方が就労し、活躍されています。笑顔が印象的で、めきめきと実力を上げ戦力的にも欠かせない人材になっています。そして、周りのスタッフの方々の視野の広がりやモチベーション向上という好影響も生じています。(★)
今年の母の日に、当社店舗でオレンジ色の鉢植えカーネーションを購入しました。商品の良さはもちろんですが、お忙しい中スタッフの方が手入れの仕方などを丁寧に教えて下さったことが購入の決め手でした。普段、フラワーショップで花を買う機会が少ないであろう部活のリュックを背負った学生さん達も嬉しそうに花を選んでいました。山下社長が伝えたい思いが、こうして若い世代に確かに伝わり、未来につながっていくのだと感じます。
株式会社IROHA様、これからもパートナーシップでよろしくお願いいたします。