SDGs登録制度にご登録いただいている、株式会社ひしだいパックス様の取組みをご紹介いたします。

　袋井でティーバッグの充填加工を行う株式会社ひしだいパックス様は、2022年10月に創立50周年を迎えました。創業当初は紅茶が中心でしたが、茶葉の商用活用の拡大、生活スタイルの変化、飲料文化の多様化などによりティーバッグ市場が広がってきたこともあり、現在では緑茶、紅茶、健康茶など様々な茶葉を取り扱っています。企業理念にもあるお茶文化を大切にする意識から、今後は生産農家とのパートナーシップも展望しています。

　SDGsの観点での大きな特徴が環境重視型加工です。茶葉など原材料のロス削減でムダを無くすことに注力しており、また、日本で初めて20年程前からアルミワイヤーを使用しない環境にやさしいティーバッグを製品化しています。このティーバッグは使用後そのまま土に埋めて肥料にできる他、飼料としても活用可能で、正に「循環」を作り出していると同時に、加工工程での電気代節約などで環境とコストバランスの両立も果たし、持続可能な事業を展開しています。

　当社では、社員みなの健康こそが働きがいにつながるという思いから、健康への意識付けを積極的に行っています。また、季節の行事やイベントを大事にしながら、風通しの良い職場環境づくりと更なるコミュニケーション向上を図っており、闘茶会（試飲によるお茶当てゲーム）を催して楽しみながら自社製品の良さやお茶の良さを再確認する研修も行い、自社理解や茶文化への造詣を深めています。
　女性の活躍推進においては、多くの女性社員がティーバッグ充填機のオペレーター経験を積み、豊富な知識と高い意識で当社にとって欠かせない重要戦力となっています。また、階層教育も実施し、管理職登用を目指して女性幹部育成にも着手しています。

　お話をうかがい、社長様の社員の皆さまに対する思いやりや、社内の明るい雰囲気やチームワークの良さを感じました。そして、これからも色々な美味しいお茶を気軽に楽しみたいと思いました。
　株式会社ひしだいパックス様、これからもパートナーシップでよろしくお願いいたします。